Sunny side up

〜いつも一番大事なものはハートの奥の中。下に隠れてなかなか見えないものさ〜仕事のこと、興味のあることを中心に日々のことまで雑記帳のように綴っていきます。

オレは絶対にイヤだね。

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ちょっと前になるけど、地元優良企業が参加する就職説明会に参加させてもらった。
前半はそれぞれの企業の社員の方たちが学生たちに向け、それぞれの会社を面白おかしく学生たちの興味を惹くようなプレゼンが展開されていく。それに対し学生たちも一生懸命に頷いたりメモと取ったりと真剣そのもの。




最近の就職事情は、聞くところによるとハナから優秀な人材は現れにくくなっているという。現れても稀で、それを探し当てお互いに相思相愛で入社するというのは僅かだと聞く。就活生は希望を胸に入社する。企業側も優秀な人材かも?と期待して採ってみる。しかしお互いの思い違いが生まれ離職へと繋がる。

 

 

要因は色々と考えられると思う。ここでそれを全て書くことは避けるけど、先日のその就職説明会で その一因と思われる場面を見かけたので今回はそれについて。




その説明会、後半は学生がプレゼンを聞いて興味を持った企業のブースへと行くのだけれど それを迎える企業の採用担当者のテイタラクぶりに驚いてしまった。半分?いやそれ以上の企業担当者がスマホを触り退屈な顔をしてお喋りしながら学生が来るのを待っている。「???」またその担当者の服装が酷い。スーツにスニーカー用の白くて短いソックスを履いている。真剣なのか会社命令で仕方なく来ているのか。いずれにせよ学生に良い印象は与えてはいない。敏感な学生がその場にどれくらい居たかは測れないけれど感度の良い学生なら「この会社に入社しても大丈夫なのか?」と印象を受けた筈だと信じたい。



もし学生がその感度を今持っていなかったらその感度は就職前に身につけておくべきだ。世の中にはグローバルスタンダードという言葉がある。地方にいくとその言葉は薄くなり良くも悪くも地元色が出てくる。否定はしないし、長い社会人人生においてそれに救われることもあると思う。しかしTPOという言葉もある。オトナは場面において臨機応変に作法や服装も変える必要がある。


色々な会社を見てきたから僕なりに言えることがある。



そのことに鈍感な会社は、最初から説明なんか聞いても一緒だ。たかが知れている。あなたが人生を賭けようとしている会社だ。あなたも精一杯着慣れないスーツを着て説明会に来ている。それを汲み取れない会社なんてハナから無しだ。だからだ、だから学生のあなた達も説明会へ行くときは受け身で行ってはいけない。見る目を手前で養って行くべきなのだ。カッコイイ採用担当者がいる会社へ行けと言っているのではない。あなたに失礼が無いようにしている会社を選ぶ目を養うべきだと言っているのだ。




会社側も気をつけなければいけない。特に会社説明会では、学生側から一挙一動見られていると思い応対するべきだしそういう土壌を会社に作らなければいけない。良い人材は中央へ流出することを嘆くばかりでなく、そんな基本の事から丁寧にやっていく必要がある。今回は結構辛口になってしまったけど強く感じた。



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