それは、福岡に住む従兄の部屋でした。白黒写真が壁一面に張り巡らせてあり、そのフォトジェニックな佇まいと共に、今までに嗅いだことのない鼻腔に張り付くようなポマードの匂い。それは夏休みに遊びに行っていた小学二年生の僕には充分過ぎるほどの衝撃で…
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